乾電池型の充電池といえば、古くはNi-Cd(ニッケルカドミウム)、最近はNi-MH(ニッケル水素…有名なのは「eneloop」だろうか)を思いついたり、また実際に見かける機会や使っている人も多いと思うが、最近はリチウムイオンも見られるようになってきた。
形状や容量など様々なものがあって以前から気になっていたが、今回は、たまたま秋葉原無線部のDiscordでDaisuke氏(@Daisuke_JA1UMW)が貼ってきたBLACKUBEというブランドのものを買ってみた。
Amazonで4000円ほど。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0821ZNWKW
早速到着。
なんだか外箱が汚れているが気にしてはいけない。
そういうことに神経質な人は、そもそもこの類の商品は不向きかつ危険である。

内容物は、多国語説明書、電池4本、USBポート用充電ケーブル。
電池ケース付きは親切だが、4つ股充電ケーブルは微妙に怖いか。

表記上の定格は1.5V/1850mAh、Whも併記されている。
怪しげな製品は単位記号の大文字小文字がメチャクチャだったりするので、何となく安心感を持てる(ような気がするが油断してはいけない)。
Ni-CdやNi-MH充電池は定格電圧が1.2Vのため、定格電圧で見るとリチウムイオンタイプのほうが電圧的に乾電池に近い。※筆者はNi-MH…eneloop愛用

充電ポートはプラス端子の横にあるmicroUSB-B端子。電池出力の端子が微妙に汚れているが、アルコールなどで拭けばきれいになるので気にしない。
またこのUSB端子のフレーム金属部分は電池の出力端子との導通は無かった。

早速充電したいが、説明書を見ると1本あたり0.65Aと表記がある。
4つ股ケーブルが付属していることを考えると4本同時充電もありえるが、単純に足し算すると大抵の充電器で流せる2.4Aを超えるのが気がかり。

※※充電時の注意※※
・Ni-CdやNi-MH用の充電器は使用しないこと。
・パソコンのUSBポートは使用しないこと。
USB充電器を用意して、まず4つ股のうち1本だけ接続してみる。
充電ポート横で、充電中であることを示す赤色LEDが点灯した。
どうもここは円盤状の半透明素材のようで、強度面はどうなのかという別の心配が出てくる。(ここでは気にしない)
ちなみに使用した充電器はAUKEYのPA-Y12である。これもAmazonで買える。

念のため簡易型の計器を通してみたところ、電流は0.57A。
これなら4本繋いでもギリギリ行けるかも知れない。

恐る恐る4本繋ぐと、2.31Aとギリギリだった。
充電中は電池が発熱するので、ほかの電池と離したり、熱が滞留しないように注意した方が、より安全だろう。

充電が終わるとLEDの色が緑色に変わるので、分かりやすい。
充電終了後の電圧は1.52~1.54V程度で、個体差があるようだ。
(日置3244-60カードハイテスタで確認)

ということで、開封から充電終了までの様子を記した。
この電池はアルインコの特小DJ-R200Dで使用したいと思っているが、R200Dはeneloopの使用は想定されておらず、また電池本数も2本ということもあり、残容量が十分でも電圧が低くてLo-BATT表示となってしまう。(2.6V辺りからLo-BATT表示となるようだ)
このような乾電池の電圧を想定した機器で使用したい場合には、今回購入したような1.5V出力のリチウムイオン型電池の方が適しているかも知れない。
(白eneloopと電力容量的にはほぼ同じと考えてよさそうだ)
~参考として説明書より定格の一部を抜粋~
電圧 1.5V
容量 2775mWh(=1.5V1850mAh)
最大放電電流 2A
充電電流 5V/0.65A
充電時間 約1.2時間
温度条件 充電時0~45℃、使用時-20~45℃
重量 18.5g
サイズ 直径14mm、高さ50mm