IdeaPad S540(14/AMD)導入

老朽化して補修パーツの入手も難しくなってきたThinkPad X200の後継として、IdeaPad S540を導入してみた。

割引などで安くなっているのと、久しぶりにAMDのCPUも面白そうだな、ということでAMDモデルの一番安価なタイプ。

標準でSSD256GB。メモリはオンボード4GBとソケットの4GBでデュァルチャネル動作らしいが、ビデオメモリと共用のため実質5GB少々しか無い。

メモリ速度を求める使い方はしないと割り切ってソケットの4GBを16GBに載せ替えたところ、実用17GB少々となり、写真をいじるなどの用途にもそこそこ安心感。

保証外になってしまうが、このPCはメモリ増設以外に、SSD交換、SSD増設(2242サイズが1つ追加可)ができるので、これから機会があればハード面でも遊んでいってみたい。

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WiRES-X 1.500

WiRES-X 1.500が公開された。
1.400で公開ノードはDG-ID 00にせよ、ということで生じた問題を指摘した記事の問題部分を回避したようなもの、またHRI-200が無くてもよい運用形態に対応するアップデートだ。

DG-IDの件は、公開ノードにおける設定の自由度はイマイチとはいえ、1.4系に比べれば劇的な改善。ということで KN-YOV-S の公開ノードにおいてもバージョンアップを実施し、問題なく動作を確認。
DG-ID 00-16で運用しているので、FT-70Dなどノード接続操作ができない無線機の場合は、送信DG-IDを16にして使用頂きたい。(デフォルト接続先は PAX-RADIO-ROOM)
なお、16とした意味は、国際VHFの呼出チャンネルと同じというだけで、それ以上の意味は無い。

物理的なHRI-200が無くても良い運用形態は、デジタル専用と、デジアナ共用で、パソコンと無線機の接続方法が異なるようだ。
デジタル専用であればUSB接続ケーブル1本だが、ルームを含めアナログノードとの通信互換性を保ちたい場合は、マイク端子とパソコンをオーディオケーブルで接続するなど、配線がゴチャゴチャしてしまう。
個人的には、これを機にWiRES-Xはデジタル専用にしてもよいのではないか、と思う。(元々アナログとC4FMデジタル間で通信すると音質が悪くなる。)

この新しい運用形態は、D-STARのターミナルモードのように電波を出さなくてもよいモードがあり、また制御PCのインターネット接続においてポート開放が不要、などのメリットもあるため、これを機にノードの多い地域で ALLJA-CQ-ROOMのように接続数の多いルームがVoIPバンドを占有する状態が少しでも改善されることを期待している。

なお、KN-YOV-Sノードは、今後の様子を見つつ、HRI-200を使用せずデジタル専用ノードとする方向性を固めている。(FTM-100Dへの早期対応を期待)
これによりルームやN2N接続でアナログノードと交信できなくなるが、そろそろ年数が経ってきているので、デジタルオンリーでもよいのでは、と。

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WiRES-X / V1.400の問題点

WiRES-X V1.400がリリースされた。
これにあわせて無線機のファームウェアも新しいものが公開され、デジタルスケルチ(DSQ)が無くなり、DG-IDに統一された。
そもそもDSQとDG-IDはほぼ同じもので、違いは設定できる値の範囲くらいである。

従来、DSQを000以外に設定しているWiRES-Xのノードでも、端末無線機からの接続待ち受けはDSQ OFF状態であり、接続要求があると、ノードは自分自身の周波数とDSQの情報を送信し、受信した端末無線機は、その情報に従って周波数とDSQを変更する。
このような動作をすることから、端末無線機からアクセス可能な範囲に複数のノードが存在すると、意図しないノードに接続してしまうことが多々あった。
(周波数まで変更されていることには気づかない方も多いと思う。同じ周波数に変更されるケースがほどんどなので、見た目ではわからない。)

新バージョンでは、通話だけでなく接続待ち受けでもDG-IDが有効になった。
これは、同一周波数に複数のノード局が存在するとき、それぞれのノードでDG-IDが異なっていれば、接続先ノードを指定できるようになる、ということ。
ちなみに、目的のノードが既にどこかのルームに接続されている場合は、ノードに対する接続操作を行わなくとも、手動でDG-IDを一致させるだけで通話できる、という点は従来と同様である。(FT-70DやFTM-7250Dを使う場合など)
この辺りはアナログのトーンスケルチやDCSと同じ動きと考えると分かりやすい。

ただし今回の方式は欠点がある。
まず1つめは、接続したいノードのDG-IDを知らないと使えなくなるということ。
またDG-IDはメモリーチャンネルに記憶することができないので、たとえ分かっていても変更するのが手間である。

この欠点を回避するのが、ノードのDG-IDを00にする(=公開ノード)という設定である。
しかし、この設定をすると、接続待ち受けだけでなく通話もDG-ID=00となってしまう。
つまり、自分から電波の届く範囲に公開ノードが複数ある場合は、目的のノードにつながらないという従来の問題を解決できないだけでなく、DG-IDが00であるすべてのノードから、接続している・していないに関わらず音声信号がWiRES-Xネットワークに流れ込み、最悪、複数のルームで同じ音声が送信されるということになってしまうと思われる。

上記を考えると、無秩序にカバーエリアの広いノードが設置されていることで、WiRES-Xシステムが破綻してきているのではないだろうか…??

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