WiRES-X 1.500

WiRES-X 1.500が公開された。
1.400で公開ノードはDG-ID 00にせよ、ということで生じた問題を指摘した記事の問題部分を回避したようなもの、またHRI-200が無くてもよい運用形態に対応するアップデートだ。

DG-IDの件は、公開ノードにおける設定の自由度はイマイチとはいえ、1.4系に比べれば劇的な改善。ということで KN-YOV-S の公開ノードにおいてもバージョンアップを実施し、問題なく動作を確認。
DG-ID 00-16で運用しているので、FT-70Dなどノード接続操作ができない無線機の場合は、送信DG-IDを16にして使用頂きたい。(デフォルト接続先は PAX-RADIO-ROOM)
なお、16とした意味は、国際VHFの呼出チャンネルと同じというだけで、それ以上の意味は無い。

物理的なHRI-200が無くても良い運用形態は、デジタル専用と、デジアナ共用で、パソコンと無線機の接続方法が異なるようだ。
デジタル専用であればUSB接続ケーブル1本だが、ルームを含めアナログノードとの通信互換性を保ちたい場合は、マイク端子とパソコンをオーディオケーブルで接続するなど、配線がゴチャゴチャしてしまう。
個人的には、これを機にWiRES-Xはデジタル専用にしてもよいのではないか、と思う。(元々アナログとC4FMデジタル間で通信すると音質が悪くなる。)

この新しい運用形態は、D-STARのターミナルモードのように電波を出さなくてもよいモードがあり、また制御PCのインターネット接続においてポート開放が不要、などのメリットもあるため、これを機にノードの多い地域で ALLJA-CQ-ROOMのように接続数の多いルームがVoIPバンドを占有する状態が少しでも改善されることを期待している。

なお、KN-YOV-Sノードは、今後の様子を見つつ、HRI-200を使用せずデジタル専用ノードとする方向性を固めている。(FTM-100Dへの早期対応を期待)
これによりルームやN2N接続でアナログノードと交信できなくなるが、そろそろ年数が経ってきているので、デジタルオンリーでもよいのでは、と。

カテゴリー: 無線 パーマリンク

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