SCU-17は、PCと無線機の間に挟んで使うインターフェイスユニットです。
音声入出力は間にトランスが入っているため、PCのマイク入出力と無線機
を簡易に接続するよりも品質の良い信号を送受できるのと、自作ではなかなか難しいコンパクトさと綺麗さもあり、導入。
FT-817で使う場合、無線機側のモードはDIGを選択し、更にメニューのDIG MODEで適当なモードを選びます。JT65系ならUSER-Uですね。
RTTYでしたらRTTY、PSKでしたらPSK-Lにすると、標準的設定のソフトウェアを使う場合、キャリア周波数と無線機の表示周波数がほぼ一致します。
もう一つ気を付けるのが、メニューのDIG MICの値です。
SCU-17はオーディオレベルを物理的なVRで変えられるのですが、特性カーブとの関係でしょう、DIG MICの標準値50ではほとんど最小に近い辺りでクリティカルな調整をしなければなりません。
設定値を思い切って1桁台まで下げるなど、VRの抵抗変化が比較的緩やか(らしい)位置で調整できるようにすると楽です。
JT65は大丈夫なようですが、PSKなどはALCメーターが振れ始めると受信側でのデコード率が低下していくようですので、うまく調整してやる必要があります。
デジタルモードは、パワーを出すことよりも、信号を歪ませないことの方が大切です。この辺りの調整はデジタルモードの多くで電話モードよりもシビアですので、気を付けて電波を出すように心がけましょう。